【台湾同性婚】台湾の同性合同披露宴に行ってみた

台湾える的生活

2019年5月17日の立法院の決定が同性婚の支持者にとって現状ではベストの結果になり、5月24日についに台湾では同性婚の手続きが開始され540組のカップルが婚姻届けを提出しました。

 

この同性婚の法律の通過を見通して予定されていた、同婚宴に行ってきたのでその様子の紹介と、台湾の同性婚の今後についても少しだけ書きます。

 

同婚宴とは?

同婚宴は2019年5月末の台湾での同性婚の法律の施行を予定して、台灣伴情侶權益推動聯盟という団体が主催した野外でみんなで披露宴をしよう!というイベントです。

 

発表になって予約開始されてからすぐに席は完売して、追加で席が用意されて最終160テーブルが用意されました。

 

会場には政治家や有名な歌手などのコンサートも予定されていたり、これは台湾の田舎の方の披露宴のスタイルだそう。(台湾人談)

 

他にも記念の食器などの販売もあったようです。

 

実は今回唯一否決された同性の国際カップルの結婚

 

国際結婚もOKにさせよう!という事で活動している団体のスピーチもあったようです。

実際この国際結婚の部分は我々日本人に一番関係あるかもしれません。

実際に会場に行ってみた

 

18時開演でしたが私が到着したのは19時頃。

 

すでに同婚宴は開始されていて、チケットを購入できなかった人たちが会場の外で立ち見や、食べもの飲み物を持ち込んでパーティーをしていました!

 

祝いたくても参加できなかった人もたくさんいたよう。受付付近には大きなTVも設置され、舞台の様子を見る事ができるようになっていました。これは受付の様子。

 

ちょうど乾杯の時に会場の脇を歩いてたんですが、ほんとにみんな幸せそうに乾杯してて、こっちも笑顔になってきます!

 

人のカンパイ見てるだけなのに、こんなに嬉しい乾杯はなかなか無かったです。

 

これが報道された会場の様子やカップルの様子

 

こんなに幸せそうな同性婚をしたカップルとは反対に、民主主義は死んだと主張する同性婚反対派の姿も報道されています。

台湾の同性婚の法律は永遠ではない

 

実は来年もし蔡英文の民進党が総統にならなければ、この台湾の同性婚の法律は無くなってしまうかもと言われています。

 

実際多くの反対者もいる中で同性婚を支持し、いろいろなものの平等の為に戦ってる蔡英文総統は政治生命を賭けて同性婚を実現させたと言われています。

 

私は多分蔡英文のこの働きの事を忘れないです。

 

アジアで同性婚が初めてOKになる歴史的で幸せな瞬間を台湾で過ごすことができて本当に良かった。

 

そしてその喜びを多くの仲間と分かち合った事も忘れない。

 

台湾が同性婚できる国であるということが続いて行くことを願っています。

 

実は友達も結婚式をあげていた

 

後から気づいたんですが、たまに一緒に飲む台湾人の子が今回の同婚宴でドレスを着て彼女と歩いていました。グループラインで気づいたんですが、なぜそれまで気づかなかったのかと言うと、彼女たちは顔を隠していました。

 

報道によって拡散されて、予期せぬ人にバレる事を避けるための措置だったようですが、普段活動家的な感じはないのに、こういう活動に参加してたのでびっくりしたのと、日本よりは社会が受け入れてるからって全員が顔出しで堂々と歩けるような状態では無いという事に気づきました。

 

本当におめでたいはずなのに、仮面を外せない現実。

 

まだまだ仮面をつけたまま生活しないといけない現実。

 

理想には遠いけど確実に一歩を歩き始めた台湾、

 

アジア初の同性婚ができる国!おめでとう!

 

(追記)

2020年蔡英文が再選しましたね!とりあえず当面は台湾は同性婚OKのまま進みそうで良かった!

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