大家好!どうもよこゆき(@ltaiwan_)です。
2018年6月18日は台湾の大切な節句である端午節(ドゥアンウージェ)でした!
2021年は6月14日ですよ!
毎年「農暦」と呼ばれている月暦の5月5日が端午節となります。
日本でいうと端午の節句ですね(字も同じですし!)
では台湾ではその端午節にどんな事をするのか紹介します!
台湾の端午節って何するの?
まずは一番多いのは、粽子(チマキ)を食べる事です!
政治大学での授業でも粽子が提供されました!笑
この粽子は南部の粽子だそうです。南部の粽子は生のもち米と具のピーナッツと鴨の卵の黄身、豚肉、椎茸を入れて笹で包みます。(具は正直好みだそう…)そしてそれを茹でて作られています。
具の豚肉は脂身の部分ですが、他には脂分は少ないので割とさっぱりとした味です。みたらし団子のタレのようなタレをつけて食べます!
この時期は街中でもいろんな場所で粽子を見る事が出来ました!この時期(端午節)しかやっていない粽子屋さんもあるみたいですよ!人気店だと人がずらーっと並ぶようですね。
普通の家庭や小さいお店?でも粽子を作ってましたよ!
南部の粽と北部の粽の違い
これは台湾人曰く、たけのこの里派かきのこの山派の争いと同じようなもので、いつも南部の粽子が美味しいか、北部の粽子が美味しいのか争っているそうです(笑)
学校で提供されたのは南部の粽子だったので、街で北部の粽子も食べてみました!
北部の粽子は先に油で米を調理し、味付けをします。そして具も一緒に笹で包んで蒸します。具は南部も北部も一緒の様ですが、北部粽の具の豚肉は脂身のないもの。南部粽の豚肉は脂身のあるものを使っています。
北部粽は先に油で炒めるので具まで脂身があると重くなるので脂身なしの肉を使うそうです。
北部粽は先に油で調理しますが、後にスチームするので適度に油は落ちています。しかしやはり南部粽と比べ北部の粽は少し食べごだえがあります。食感もしっかりしています。
私は個人的には北部粽の方が好みでしたが南部粽も北部粽もどちらも美味しいですよ!
(北部の粽が良いか、南部の粽が良いか争ってるらしいので、私たち外国人はどちらのチマキも美味しいと言っておくのが無難だそうです。笑)
日本でもお手軽に楽しめますよ
粽子の香包を作る!?
これはうちのクラスで作ったんですが、先生曰く裁縫が好きな人は「香包」と呼ばれる独特の匂いがする魔除けを端午節に作ったりするそうです。ストラップには紙の部分があって願い事を書くらしのですが….
もしかしたら先生の趣味かもしれませんね~でも粽(チマキ)のストラップなので何か関係は有りそう!
そもそもこれは香包なのでしょうか!?
ドラゴンボート祭り(龍舟比賽)を見るor参加する
端午節のイベントと言えばドラゴンボート祭りです!
いろいろなチームがいます。消防署、警察、地域、大學、ほんとにいろいろ。
おじさんやおばさんのチームもありますね!思い出作りの外国人チームもあったりと結構盛り上がってます。3連休になってるので3日間もやってるんですよ!どれくらいのチームが出てるんでしょうか?
日本人と台湾人の混合チームもあるようで、ぜひ参加してみたいです
なぜドラゴンボートと粽(ちまき)?
それは端午節の由来となる”屈原”という人物に関係があります。
端午節はこの屈原という中国の詩人の命日です。
屈原は楚の国の詩人でしたが、王から国を追放され、その後悲しさのあまり泪羅江(きべら河)で自殺をしてしまいます。
これを知った楚の国民が河に集まり屈原の体を探し回ります。しかしなかなか屈原が見つかりません…そこで楚の人々は屈原の体が魚に食べられてしまわないように河に粽子(ちまき)を魚の餌として投げ入れたそうです。
その屈原が河に身を投じた旧暦の日が、端午節となりました。
「魚のために河へ投げたチマキ」はそのまま端午節に詩人 屈原を讃え、味わうものに。また、「楚の人々が、舟を出して屈原の身体を探しまわった」ことはドラゴンボートレースとなって現代の端午節に行われています。
中華圏では少しづつ形は変わりますが同じような行事が行われています。
日本でも西日本や沖縄などにはドラゴンボートレースを行っている場所がありますよ。
端午節のお昼頃に卵を立てる
端午節では「立蛋」というものを行います。
端午節の正午頃に卵を立てます。うまく立つと幸運を運ぶと呼ばれています!
卑屈なので、別にいつでも卵なんて立つけど、みんなこの日くらいしかやらないんでしょ!なんて言うのはやめて、端午節のお昼頃には卵が立つんです!立ててみましょう!!!笑
ドラゴンボートの会場でも卵立て大会が行われていました。
端午節はお店は休み?
旧正月だといろんなお店が休みになってしまいますが端午節はそれほど多くの店が休みになったりはしません。個人商店などは休みになっている所もありますが、食べるところに困ったりということは有りませんでした。
まとめ
端午節は台湾では連休になるので、故郷に帰ったり、粽子を食べたり、卵を立てたり、ドラゴンボートを見たりして過ごす事が多いようです。
日本の端午の節句とはいろいろ違いましたね!
台湾では結構大きなイベントなので何かイベントをしていないか調べて参加してみるのが良いかもしれません。
コメント