八百万の神に感謝するという日本の精神にちょっと近い台湾にはLGBT(同性愛)をテーマにした道教の廟(神社や寺のようなもの)が存在します!
しかも台北市の隣の新北市にあるので、今回はその同性愛の廟に行ってみました!
同性愛廟・威明堂とは?
威明堂は2006年に建てられた世界で1つのLGBTのお堂です。そしてほとんどの信者がLGBTQです。
中国の歴史において、「ウサギ」は同性愛者のための軽蔑的な用語であり、同性愛者はほとんどの宗教的儀式から除外されていました。
この堂を開いたLuは独身主義の誓いを立て、セクシュアリティについての質問に答えることを拒否しました。そして長い間差別され放置されてきた仲間のために心地よい環境を作りたいと考え威明堂を開きました。
そしてLuとこの堂の信者約9,000人の共通目標は適切なパートナーを見つける事です。
本尊のウサギの神にお酒を捧げ、神を喜ばせ、祈りを捧げます。
毎年、Luの助言を求める9,000人近くの人々に共通の目標があります。それは、適切なパートナーを見つけることです。
台湾の議会は同性婚を合法化することを可決し、この自由主義的な態度は台湾の同性愛者の文化の繁栄をもたらしました。
しかし台湾の主流である道教社会や一部クリスチャンの保守的な考えで立往生しているのも現状です。
この堂は同性愛者のための新しい公共のコミュニティースペースであると共に、道教の信者でもありLGBTQでもある者のための信仰の対象にもなっています。
威明堂に行ってみた
威明堂は台北市の隣の新北しに位置しています。地下鉄の永和市場駅から徒歩10~15分ほどの場所に位置しています。
普通のビルの8階に入っているので外観では全くわかりません。ビルの名前は「楽華商業大樓」です。
ビルに入ると入口に案内もありますが、このビルの8階に威明堂はあります。奥のエレベーターで上がりましょう。
8階にあがると威明堂の入口が見えます。入口はこんな感じになってます。ちょっと入りづらいですけど、入ってって大丈夫です。
入口左側に下駄箱があるので、中扉以降は土足厳禁なので注意してください。
堂の中はこのような感じになっています。訪問当時には参拝者の方がいたので写真は遠慮して、公式facebookから借りて来た写真がこちら。
参拝の仕方は残念ながら私の中国語では理解できず…でも道教が元になっているので、台湾の道教の参拝の仕方でOKだと思います。必ずスタッフの方がいるので英語もしくは中国語はOKみたいなので聞いてみると教えてくれると思います。
この神様はお酒が大好きだそうで、お酒のお供え物がいっぱい。笑
なんかこのお酒見てたらLGBTQっぽい神様だなぁと思いました。w
神社の宣伝のフライヤーもこんな感じで置いてありました。
鎧Tとか娘Tって何でしょうね、ボーイッシュのタチとフェムタチかな?Pはネコで、不分はリバかな?
同性愛者のためのコミュニティになってるということなので、あわよくば可愛い子でもいないかな?と思ったんですけど残念ながらいなかったです。
信者の皆さんで一緒にお祈り?をするタイミングもあるようなので、そうゆう場では出会いはありそうですね。
参観するときは信者のみなさんのお邪魔にならないようにしましょう。参観は大歓迎だとスタッフの方がおっしゃっていましたので興味があれば是非。
威明堂の情報
住所:新北市中和區景安路50號8樓
開放時間:平日 PM 1:30 – PM 9:00
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