台北でモンゴル火鍋?そんなことどうでも良くなる天香回味の鍋

台湾グルメ

台湾では火鍋のお店はたくさんあります。食べ放題の「馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋」はランチなら600元以下で食べれるので台湾人からも日本人からもかなり人気のお店です。

 

しかし!セルフじゃなくてゆっくり席で火鍋を楽しみたい…薬膳がいっぱいの本格的な火鍋で体調回復をしたい!そんな方におすすめなのが今回紹介する「天香回味」です。

 

台湾の物価で考えるとちょっとお高めですが、日本人駐在や台湾人でもリピーターが多いのは理由があるはず!ということで実際に行ってみました。

天香回味はどんな店?

冒頭でも少し触れましたが、天香回味は台北にあるモンゴル式の火鍋の店です。

お店の名前はあのモンゴルの英雄チンギスハンが考えたとされる、”数十種類の植物と香辛料を煮込むことで作られるスパイシーなスープを使うと天香鍋(色付き)“と”数十種類の植物を煮込み作られた優しく、でもしっかりとした味のスープを用いると回味鍋(無色)”を2つ合わせたものが天香回味鍋と言われており、この天香回味鍋から来ています。

 

天香回味鍋を研究改良し、独自の配合で作り上げられたスープは絶品。

薬膳の量もすごいし、スープに深みと旨味があるというか…スープだけ永遠に飲めそう。

 

友人にモンゴル火鍋行こう~って言われた時に「なんで台湾でモンゴル火鍋やねん」って思ったけど、行って良かったお店でした。

3種類のスープから2種類しか選べない究極の選択

天香回味ではベースとなるスープは3種類の中から選ぶことができます。

・天香鍋

・回味鍋

・養生鍋(ベジタリアン向け)

 

できれば3種類とも味わいたい…ですが基本は鴛鴦鍋といわれるいわゆる1つの鍋で2種類のスープ選べるタイプにして天香鍋と回味鍋を選ぶのが無難です!

 

2~4人前の小サイズの鍋はスープを合わせて310元(約1120円)で、5人~の大サイズは390元(約1,400円)くらいです。

 

天香鍋は見た目の通り辛いですが、回味鍋の方は辛くないので辛いのが苦手な方と好きな方が両方平和に楽しめるって素晴らしい!

 

入店時がとにかく衝撃!

天香回味に入店して席に案内されるとドラを鳴らされますwww

 

慣れてないのと、初めてだったでめちゃくちゃびっくりしました!心臓の弱い方は気を付けてください。

そして、他のお客が案内されるたびにドラ鳴らされるので、苦手な方は遠めの席にしてもらいましょう(笑)

 

店内の様子は落ち着きがあると言えばそうですが、昭和感がある作り、ファミレスっぽいといえばそんな感じもするし、昭和の喫茶店のような雰囲気もある気がするし…

個室とかもあるんですかね?もう少し区切りがしっかりしててもいいんじゃないかな?と個人的には思いました。

 

この日の客層は日本人(駐在さんっぽい)と台湾人が半々くらいでしたねー年齢層はちょっと高めで落ち着いた印象です。学生グループでワイワイといった感じではなかったですが、親子連れもいました^^

 

私も台湾駐在が20年くらいになるベテランさんに紹介してもらったんですが、駐在さんが中華が食べたい出張者を連れて行ったりするのに最適なようでした。それくらい日本人の口にはあっているのかも。

 

天香回味ってどんな味だった?

天香回味では注文は台湾ではお馴染の自分で紙に”正”の字で書いて行く方式です。

メニューには日本語と中国語があるので、該当するものを探し出して数を書いて行けばOKですが、面倒な場合は店員さんに指さしで注文表の記入を助けてもらってOKです。

 

私たちが今回注文した具の一部がこちら。

腐竹(湯葉)…110元

火鍋といえば湯葉や豆皮が合いますよね!台湾だと豆皮が多いですが天香回味では湯葉もありましたので今回は湯葉を選択。

特に味がしっかりしてる天香鍋との相性は抜群でした。

 

鴨血(鴨の血の豆腐)…190元

これはアヒルの血を固めたもので(鴨って書いてあるのに…)、台湾や中華圏では結構メジャーな食べ物です。我々日本人もすっぽんの血などを飲んだりするのも、中華文化の影響でしょうか?

韓国にも豚の血をソーセージに入れて固めた料理などもありますが、中国や台湾ではもっと動物の血を使った料理が多いです。

 

話がそれましたが、この鴨血は名前のインパクトとは違い、しっかり火を通せば食感はプルプルだし、噛み切る時の不思議な食感がクセになります!しっかり火を通せば血の味は全くしないですし(鍋のスープの味が勝ちます)、食べた事が無ければ是非挑戦してみて欲しい具です。

 

水連菜(蓮の茎)…130元

日本ではあまり馴染みがないですが水連菜は台湾ではメジャーな食材です。鍋にいれたり炒め物にしたりと用途はいろいろ。

シャキシャキの食感がおもしろくて味にクセは無いのに癖になりそうな野菜です。

 

総合菇(きのこの盛り合わせ)…370元

説明不要のキノコの盛り合わせ!日本でも見た事あるキノコが盛りだくさん。キノコ大好きマンなので2皿頼みました。この値段でこの量だとちょっと少ないかなーと思うんですが、”鍋にはキノコ”派の方は絶対必要な一皿でしょzう。

 

霜降牛肉(霜降り牛肉)…460元

お肉の中で一番高い霜降りの牛肉です(笑)。他にも豚肉や鴨肉なども頼みましたがやはり油の乗った牛肉にはかないません…美味しい!

 

他にも豚肉や絲瓜(ヘチマ)など、結構たくさん頼みましたが食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。

(ブログ書く人とは思えない失態w)

でもこんな美味しそうな鍋が目の前にあったら写真撮るの忘れちゃいますよ…

 

とにかくスープの味が美味しくて、何を入れても美味しい…これは魔法のスープ。

 

体にもよさそうだし、天香スープ(辛い)回味スープ(辛くない)天香スープ(辛い)と交互に食べていくと永遠に食べられるし全く飽きない….

 

気づいたらお腹がパンパン!!

 

野菜の種類が豊富!

なんと!天香回味のお店では野菜も育てていました!

この育てている野菜が出て来る事もあるようですが、育てている野菜以外でもかなり野菜メニューが充実しています。

キャベツ、ブロッコリー、水連の根、パクチー、長ネギ、ニラ、ヘチマ、春菊などはまだわかりますが、さらに日本

では馴染みが無さ過ぎて食べてみたい野菜がいっぱい。

メニュー

上でも日本では馴染みがないので日本語化を諦めてます(笑)

どんな味なのか試してみたくなりますね!

日本で見かけない、台湾の謎野菜については記事をまとめ中で更新予定なのでしばしお待ちください。

ちょっと良い値段だけど日本で食べるより安い

天香回味は超お薦めの鍋屋ということは変わらないんですが、どうしても台湾の物価で考えると少しお高め…

しかし冒頭でもお伝えしたように天香回味は日本の銀座や赤坂にも店舗があり、そこのお値段と比べると台湾はかなりお得に楽しめる価格設定になっているんですよね。

 

そう考えるとむしろ日本ではコースでも4000円からしか頼めない高級な鍋屋さんで、単品注文でも一人3000円くらいから楽しめると思ったらかなりお得だと言えます。

 

実際に値段が気になる方は日本の天香回味HPをご確認ください。

浮いている薬味に注意

天香鍋も回味鍋も、とてもたくさんの薬膳というか漢方食材のようなものが入っています。

食べても害はない物ばかりですが、食感も味も良くないので、腕の中に入ってしまった場合は食べないようによけておくのが無難です。

間違って食べてしまうと、めちゃくちゃ硬かったり、木だったりするので注意してください^^

天香回味へのアクセス方法

MRT中山駅から徒歩5分です。

住所:104台北市中山區南京東路一段16號104台北市中山區南京東路一段16號

電話番号:+886 2 2511 7275

営業時間:11:30~14:30, 17:00~23:30

HP:http://www.tansian.com.tw/

カード:可

 

まとめ

ちょっといいお値段はしますが天香回味の鍋スープの味の深さは一度は味わってみて欲しいです。ベジタリアン向けのスープや、豊富な台湾野菜を楽しめたり、食べ放題のお店のような慌ただしさもなく落ち着いて食事ができます。

食べ放題で食べ負けしてしまう人や、良い物を少しだけ食べたい人、落ち着いた雰囲気で食事をしたい方にお薦めです。

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