ガチョウってどんな味?台北で人気の阿城鵝肉に行ってみた

台湾グルメ

ガチョウ肉って食べた事ありますか?

 

日本では全く馴染がないですが、実はフォアグラはガチョウの肝臓だったり、海外ではガチョウはメジャーな食材です。台湾でもガチョウ肉はとてもメジャーな食べ物であり、台湾人から庶民の料理として人気があります。

 

ということでまだ食べた事が無かったので、今回は台北の中山區にある旅行でも行きやすいガチョウ肉が食べれるお店「阿城鵝肉」でガチョウ肉を食べてみました!

 

台湾人はガチョウ肉が好き?

台湾人にはガチョウの肉はとても人気があり、街のいたるところに鵝肉の食べれる店を見つける事が出来ます。店先に吊るされてたりするので台湾の街を歩いていて見かけたことがある人も多いのでは?

価格も手ごろで庶民料理として台湾人から愛されています。

 

ガチョウの肉はタンパク質が豊富で脂肪とコレステロールが少なく、鶏肉に似た食材です。鶏肉との違いとしては、ガチョウ肉中の不飽和脂肪酸の含有量が高く、特にリノレン酸の含有量は他の肉より多いので、健康に良いと考えられています。リジンの含有量は鶏肉よりかなり多いです。

 

味の特徴としてはガチョウの脂肪の融点が低く柔らかい肉質なので消化にも良い肉といえます。他にも人体に必要なさまざまなアミノ酸 、 タンパク質 、 ビタミン 、 ナイアシン 、 砂糖および微量元素を含んでいます。

 

東洋医学の考え方によると、ガチョウ肉は、弱体、栄養失調、脾臓、胃の気の不備がある人々に適しており、ドライ症候群や糖尿病患者を含む、水分や渇きの欠乏にも適しています。

 

台北の人気店「阿城鵝肉」に行ってみた

阿城鵝肉はMRT行天宮駅から徒歩8分の吉林路にある赤いガチョウが目印です。

外観はこんな感じ。

お店はガラス張りで、外にたくさんの待機の席があることからも人気店である事が伺えます。

店内は熱炒(台湾式居酒屋)のような雰囲気がありますが、テーブルなども小奇麗でファミレスのような雰囲気がありました。

奥には回転テーブルもあって、大人数で楽しむ方も多いです。

 

私は日曜の午後6時頃に行ったんですが、すでに何組か待ちがいました。でも待機時間は15分ぐらいだったので回転は速い印象でした。スタッフに持ち帰りかその場で食べるのかを聞かれるので伝えます。

内用(ネイヨン):その場で食べる

外帯(ワイダイ):持ち帰り

今回はお店で食べるので、内用と伝え、待機中に番号付きのメニューを渡されるので、その間に注文するものを選びましょう。

阿城鵝肉のメニューと実際の様子は?

ガチョウの肉は2種類あり、特に選択しない限りは燻製したものが出てきます。

煙燻(燻製したもの)

白斬(塩で煮たもの)

燻製の方がスモーキーで友人もお薦めしていたので今回は燻製の方を選択しました。

 

スモーキーなガチョウ肉が美味しすぎて追加注文w

ガチョウの部位は「前半段」は胸肉など胴体の部分、「下半段」は足の部分で、参考の人数が書いてあるので選びやすいです。今回は下半段の300元の皿を注文してこの量でした。結構なボリュームあるんですがスモーキで適度な塩分と油の少なさもあってか、軽く食べてしまいました。

予想外だったんですが癖も無く本当に食べやすい…チキンとはやっぱり違うガチョウ肉にお箸が止まりませんでした。

 

一つ難点を言うなら、骨なし肉に慣れている日本人にはこの部位は骨があるのでちょっと食べにくいかもしれません。ただ、めちゃくちゃおいしい….

で、もっと食べたいので追加で200元のものを注文しました。笑

 

200元のものは部位が選べませんが今回は胸肉が出てきました。こちらの肉は骨が無くて、子供でも食べやすそうです!薄く切ってあるんですが、肉質がしっかりしてるので食べ応えがありました。ショウガの千切りと一緒にソースにつけて食べると箸が止まらなくなります!

ガチョウにつけるタレやお箸、ビールなどのドリンクはセルフサービスなので店内を見回すと発見できますよ。

他にも手羽や頭や脚(もみじ)などのメニューもあります。こちらは食べる部分が少ないので単価も低めの設定になってます。

 

ガチョウ殻のスープが美味しい麺類も頼んでみよう

ガチョウ殻の麺もサイドメニューで人気があり、面は油麺(小麦粉麺)、米麺、冬粉(春雨)などから選ぶ事が出来ます。今回は冬粉を選択してみました。ニラとフライドオニオンがたっぷりで、あっさりだけど香ばしい味わい。春雨もたっぷりはいっていてかなりボリュームがあって食べ応えがあります。

 

台湾っぽいサイドメニューも頼んでみよう

他にも野菜などのサイドメニューがあって、地瓜葉(さつまいもの葉っぱ)炒めは日本ではなかなか食べられないメニューですが台湾では人気の食材なので挑戦してみる価値がありそう!

 

でも今回は空芯菜を狙って時令蔬菜(季節の野菜)を注文して出て来たのはおそらくモロヘイヤの炒め物でした!予想は外れたけど適度なネバネバ感があって当たり!でした。柔らかくて食べやすく、モロヘイヤを炒めて食べた事が無かったので新鮮でした。こちらも箸が止まらなかったです。

 

美味鹹菜類でお薦めのメニューは鹹蚬(シジミの醤油漬け)です。シジミを軽く茹でてニンニク醤油を染み込ませたプルプル食感で酒飲み悶絶のこのメニューが普段の熱炒の半額ほどで、1.5倍の量出て来た時は感動で震えました。

味も熱炒と遜色なく美味しかったです。強いていうならシジミが少し小さ目でニンニクと唐辛子の効きが熱炒よりも弱めであっさりしていました。癖が強いのが苦手な人にはめっちゃいいかも!

 

それにしてもしじみのニンニク醤油漬けが美味しい…これを頼んでしまったらビールを飲むという選択肢しかなくなってしまうほど美味しい…個人的に台湾で最強のおつまみだと思ってるしじみの醤油漬けにまさか鵝肉のお店で出会ってしまうとは!阿城鵝肉めっちゃ強い!

このシジミの醤油漬けについては別記事で詳しくまとめてます。

 

台湾居酒屋最強メニューのシジミの醤油漬け食べ比べ

阿城鵝肉の行き方

MRT行天宮駅から徒歩8分の吉林路にあり、MRT松江南京駅からも徒歩10分ほどの距離です。

近くには有名な曲がったポストなどもあったり、行天宮や行天宮近くの占いロードも近いので、観光のついでに訪れやすいです。

住所:104台北市中山區吉林路105號

定休日:なし

営業時間:11:30~21:00

電話番号:02 2541 5238

HP:https://www.acheng.com.tw/

 

まとめ

小籠包やタピオカ、台湾居酒屋もいいけど、台湾旅行のタイミングで日本ではなかなか食べないガチョウ肉に挑戦するのも面白いと思います!

チキンとは違った不思議な食感と燻製されたスモーキーなガチョウ肉はご飯にも合うし、お酒にもあるし最高でした。

 

魚系のおつまみが苦手だったら鵝肉のお店を熱炒(台湾居酒屋)代わりに使うのもアリだと思います!

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