日本と台湾って結構近いのに、台湾で生活している内にあまり日本では食べない野菜を食べている事に気が付きました。
今回は台湾ではよく見るけど日本であまり見ない野菜の名前と、その野菜を使った料理を紹介していきます。
台湾で食べたけど、名前がわかんない!この野菜何?を解決していきます。
龍鬚菜(ロンシューツァイ)
龍鬚菜を調べるとアスパラガスと出てきますがアスパラガスではなく、ウリ科のまきつきひげがついた葉っぱです。
台湾式居酒屋の熱炒でも炒めの皿があったり、食堂の小皿としておひたしにされているるので、台湾で目にした事ある人も多いのではないでしょうか?
調理方法は茹でたり炒めたりするだけで、他の葉物野菜と変わりません。アクが強すぎると言うことは無いですし、髭が気になることもありません。
適度な歯ごたえと風味があって、私の周りの日本人でも龍鬚菜を好きな日本人は多いです。
山蘇(シャンスー)
山蘇はチャセンシダ科の植物で最大1メートル以上にも成長します。見ての通りの恐竜時代に出てきそうなシダ植物で、日本ではあまり見ないような感じです。別名鳥の巣ともいわれており、台湾の山岳地帯や低地の山々や森林に生えている山菜です。
正直これが食べられるというのは衝撃でした!
山蘇は夏がシーズンの野菜ですが台湾では一年中食べる事が出来るようで、ある台湾人は「原住民の食べ物」という人がいたり、もしかしたらあまりメジャーじゃないのかもしれません。
調べてみると元々台湾の東部でよく食べられているようで、カルシウムや鉄分、食物繊維が豊富なので健康志向・自然志向の高まりで炒山蘇が注目を浴びるようになりました。
中心の新芽の部分で先がまだ丸い状態(~15cmほど)の部分を食べます。炒山蘇は質感は柔らかく、パリッとしていて、ちょっとした苦みと食感がめちゃくちゃクセになります
私は熱炒で山蘇炒めを初めて食べたんですが、他の場所でも食べたいと思って聞いても、なかなか置いてある店が少なく出会えたらラッキーかも。
金針菜(和名:ワスレグサ)
金針菜は本萱草(ホンカンゾウ)というユリ科ワスレグサ属に属する植物の花の蕾です。
本萱草(ホンカンゾウ)は中国南部が原産で、心配事をすべて忘れてしまうほど美しい花を咲かすことから、別名「忘憂草(ボウユウソウ)」とも呼ばれている説と、蕾の薬効に憂鬱なことを忘れさせてくれる作用があることで忘憂草と呼ばれているという説もあります。もちろん台湾でもかなり一般的な食材のようです。
金針菜は本萱草の蕾でを摘んで加熱するか、乾燥したものをもどして料理して食べるのが一般的です。台湾では体の不調を改善する薬効のある食材として、生薬にも用いられるほど昔から馴染みある食材です。スープの具や鍋などの具として見かける事が多かったです。
でも漢方と聞くとどうしても苦いのでは?と想像しがちですが意外にも苦みはほとんど無く、味にクセがないのでいろいろな料理に使いやすいので、気づいたらあれ、いた!みたいな感じでいろいろな料理に入っている事があります。
生のものを加熱調理した金針菜も乾燥の金針菜も、クセのない味でほんのり甘みを感じます。ちょっとヌルっとしたヌメリがありますが、食感はシャキシャキで不思議なのが金針菜の魅力の一つです。
今回は台湾の日式焼き鳥屋さんの焼き串として出てきました!
調べてみてわかったんですが、日本でも話題の食材で結構栽培されてたり、焼き鳥屋などでもメニューになったりしていました。
その理由が金針菜は身体を冷やす作用、そして鎮静作用や消炎作用があることが知られてきて、健康に気を遣う現代人から人気になっているようです。
金針菜は体内にこもった熱を冷ます作用があり夏バテにも効果的な食材であると共に鎮静作用があることで気の高ぶりを静める、精神の緊張をほぐす、憂鬱な気分を解消する、イライラする気分が治まるなど精神の安定が得られ、不眠の解消にも効果的という現代人にピッタリの効能がありました。
他にも食欲増進や解毒作用、腎臓の働きを促進し体内の水分の流れと代謝を良くし、泌尿器の機能を整えむくみなどが解消する効果、補血作用があることでは貧血の防止や造血作用に効果がある大注目の食材でした。
生を焼き串にしたり、炒め物にしたりして食べるのも良いですがネットではやはりまだ乾燥させた食材が主流でした。
まとめ
台湾には日本では馴染みの無い野菜がいろいろありますね!聞いた事無い野菜や見た事ない野菜に出会って新しい味を知るのは楽しいです。
まだまだ日本で馴染みのない野菜はあるので、今後も写真を撮って更新していきます。
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