居留ビザを取得しましたので、次はついに居留証の取得となります。居留証は移民局で取得する事が可能です。今回紹介するのは、語学留学の為に日本で停留ビザを取得し、台湾に4か月滞在後、居留ビザを取得した後に居留証を取得する方法です。
停留ビザからいきなり居留証の取得はできません。先に居留ビザを取得する必要があります。
居留証取得は必須
“居留ビザだけ取れば、居留証いらないんじゃない?”と思ってませんか?でも居留ビザに変更した以上、居留証の取得は必須です。そして連続して6か月以上台湾に滞在する場合は居留ビザへの切り替えは必須です。つまり台湾に6か月以上連続滞在する場合は居留証の取得は義務です。
その証拠に居留ビザ取得後15日以内に居留証の申請をしないと罰金が2,000~10,000元です。
長期滞在する外国人の義務って言われると少しプレッシャーですが、居留証のメリットもあるので紹介します。
居留証のメリット
居留証を取得するのは以下のようなメリットがあります。
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全民保険は1月750元(約2500円)ですが、台湾に連続して6か月以上滞在すると加入が義務となります。その代わりに医療費は3割負担になります。
日本の国民健康保険のようなものに加入が認められます。台湾の医療は結構水準が高く、しかも日本より安いので、知り合いは歯の治療とかもしてました!
日本の高い海外保険に加入する必要がなくなると思うと助かります。
あとはやはり居留証があるとパスポートを持ち歩く必要がなくなるのが大きいですね。何かある度にパスポートを持ち歩くのはちょっと嫌ですから。
台湾で生活するうえで身分証となるので、様々な場面で便利になりますね。
居留証取得までの流れ
居留ビザを取得後、居留証を受け取るまでの流れを紹介します。
居留証の申請に必要なもの
・パスポート+コピー1部
・居留ビザのページのコピー1部 ・居留証申請書 ・証明写真(横3.5cm x 縦4.5m/6ヶ月以内の撮影) ・在學證明書、當月出席表 ・手数料(1,000元) |
パスポート+コピー
こういう申請の場合基本中の基本ですね。居留証の申請時にはパスポートのコピーが必要です。学校付近の印刷屋かセブンイレブンでコピーしてもOKですが、移民局内にもコピー機は設置されています。
居留ビザのページのコピー1部
居留ビザの取得についてはこちら。
居留ビザのページのコピーが必要です。移民局内のコピー機もしくはセブンイレブンでコピー可能。
申請書
申請書は移民局で受け取る事ができます。移民署のサイトかからダウンロードも可能です。申請用紙(申請表)予め記入して印刷しておくと楽です。
政治大学の場合はオフィスに行くと一部記入された申請書が無料でもらえます。
証明写真2枚
横3.5cmx縦4.5cm、6ヶ月以内に撮影した背景が白で耳に髪がかかっていない、まゆげもきっちりでたものです!?
理不尽な事を言われかねないので、日本から準備していく場合はできるだけ気を付けましょう。
居留ビザ取得の際に外交部で写真を撮った人は同じものでOKです。
在學證明書、當月出席表
いわゆる在学証明書、成績表、出席表です。
在学証明書は現在の学期ではなく、次の学期も学校に通う事が証明できないといけないので、必ず次の学期の学費を払った後で申請します。
成績表は今までの成績が表示されるだけなのもので、特に決まりは有りません。
政治大学華語文教學中心の場合は在学証明書と出席表が2枚で1つの紙になっています。
これらの書類は1Fの事務所で無料で取得できます。
手数料
2018年8月現在手数料は1,000元です。変更になったりする場合があるので移民局のサイトで必ず確認してください。
申請場所
申請する場所は、自分の住所がある場所の内政部入出国及移民署という場所です。
私は台北市に住んでいるので、MRTの小南門の近くの台北の移民署で手続きを行います。
MRTの小南門の2番出口を出てそのまま直進して行けば3分ほどで到着します!
MRT小南門2番出口でて正面に見えるこの黄土色の建物が内政部入出国及移民署ですよ!
入口は大きい道路と反対側なので、1つ手前の脇道から駐車場を通って行くと入り口にたどり着きます。
ちなみにバスも通っていて、38,252,262,304,604,660,206がありました。もし近所のバス停と同じ番号があればバスでも行けます。
移民署での申請の流れ
整理券を取る
入口から入ると整理券番号の発券機があります。常にボランティアの方がいるので「ARC」と言うと整理番号を発行してくれるので、奥に進み椅子で呼ばれるまで待機します。
私の場合は午後3時ごろに行って待機人数は20人ほどでしたが、カウンター数も多いので10~15分くらい待つだけでした。この待ってる間に書類のコピーを取ったりできます。
ちなみに番号呼ばれてからでも、書類に不備が会った場合はコピーとかをとりに行かされます。
書類は念のためにチェックしてみましょう。みなさん4か月は最低でも中国語の勉強をされていると思いますので必要ないかもしれませんが、申請書の記入はこのようになります。申請書の上部だけ書けばOKです。英語でも、中国語でも英語と中国語ミックスでもOKです。
窓口で書類を提出
番号が呼ばれたら、指定のカウンターに向かいます。カウンターで書類一式を提出します。職員さんがいろいろと書類をチェックしてくれますので、不備があればいろいろ指摘されます。申請書には以前に中華民國統一證號を取得している場合はそれを記入しなければなりません。
私は写真を切ってなかったのですが、職員の方が切ってくれました。(ありがたい…)
書類に問題が無ければ、1000元を払うように言われ、受取は郵送にするか自分で受け取るかを選べます。
私の場合、家へ郵送してもらうのは不安だったので自分で受取にしました。なので、受取に関しての説明をされます。信用できる場所に住んでる方は郵送でもOKだと思います。
その後A4サイズの領収書を受け取ったらこの日は終わりです。居留証の受け取りは15日後になります(まだ居留証は手に入りません…)居留証の申請時はパスポートも返却されます。特にスタンプとかを押されることはありません。
居留証を受け取る
居留証の受取は申請と同じ内政部入出国及移民署です。居留証の申請から受取まではきっちり2週間後になります。
移民署の入り口から入って左側にある「服務台」の左端の方にある「領證區(Permit Pick up)」の所に向かいます。今回は整理券は必要ありませんので人がいれば並び、いなければそのまま係員に申請の時にもらった領収書を渡します。
領収書を渡すと係りの方が棚から居留証を探してくれます。その後自分で間違いが無いようにチェックするように言われ、受取表にサインと電話番号を記入して受取完了です。
受取は一瞬で終わりですね。これまでの長い道のりのゴールは一瞬でした。
居留証ですが発行日は申請から1週間後、滞在期限は学期が終わる月の末日となってました。学校が終わってすぐに出国しなければならないという事がなくなったので少し安心しましたが、言語学校の学生の場合は1学期ごとに更新しなければならないので、なかなかの手間ですね。移民署さんとは長い付き合いになりそうです。笑
居留所には生年月日、住所、学校などさまざまな個人情報が記載されています。パスポート+台湾の個人情報です。身分証明書として使うので当然といえば当然ですが、マイナンバーカードも所持していないので、このような身分証明書を持ち歩くのに慣れていないので紛失しないように注意しようと思います。
まとめ
居留証を取ると何かと便利な点やお得な点もありますが、費用は合計で6,000元(約2万円)もかかります。1年の留学でも停留証2回でやり過ごせるなら取らなくても不便はないのかな?と感じます。また最近LCCも安いので、しょっちゅう日本に帰る方は必ずしも居留ビザの取得は必須ではない気がします。
実際停留ビザ+90日の滞在で過ごしている友人もいるので、自分の都合に合わせて選択すれば良いと感じました^^
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