政治大学で中国語を1年勉強したらビジネスで通用するようになったのか?

台湾留学

こんにちは、よこゆき(@ltaiwan_)です。

今回の記事は台湾の政治大学で1年間勉強してみた結果仕事面で使えるようになったのか?を中心に、0から中国語を勉強して1年後どうなったのかを報告していきます。

 

政治大学の語学学校はどうだったのか、生活面や、これから台湾で生活する人にこんなことしたらいいんじゃないかな?という事も書いていきます。

 

1年台湾で中国語の勉強したらレベルはどうなった?

私の当初の目標は1年間台湾で勉強して、ビジネスの面でも中国語を使えるようになる事でした。しかし1年勉強してみた結果は「日常でなんとか通じるレベル」だと思います。

 

老師たちとの意思疎通、外国人慣れした台湾人との会話は問題ないと思います。いや、込み入った話や、感情表現の薄さには頭抱えますが、”日常会話”として考えるなら問題ありません。これは相手の気遣いと慣れによるところが大きく作用してます。

 

一方街中のお店のおばちゃんおじちゃん、若者、これも人によるって感じですが、最低限の用事は自力でほとんど済ます事ができるようになりました。ご飯を注文したり、道聞いたり、引っ越しも一人の力で内見から契約までできるようになったので、今も困る状況も発生はしますが、一応日常会話はなんとかなっていると判断します。

 

ただ相手が私を外国人と認知してない状態での会話は難易度めちゃ高いです!見た目が日本人離れしてしまったので、この状況は頻繁に発生してます。

他にも台湾人同士の会話に割って入るような力はなく複数になると聞き役に徹することになってしまいます。電話での会話となるとさらに理解度は低くなります。すいませんもう一度お願いします連発します。

 

つまり相手が私を外国人と認識してくれて少しなりとも気を使ってくれると、会話ができるレベルだと判断します。

これが日常会話というのかどうか…いや、日常会話レベルです。

 

自分の中国語レベルを客観的に見ると

客観的な判断でもやはり中級レベル、日常会話レベルです。(言い張る)

学校の先生には”会話をがんばれ!何言ってるかわからない”と顔で訴えられます。笑

まだ相当発音と声調に難があるのでしょう。

 

1年間同じクラスで過ごした子と比べても最初はほぼテストの点数は一緒でしたが、最終のテストではスピーキングに大きな違いが出ていました。彼女は台湾人と喋る機会を増やし、スピーキングの力がかなりついていたと思います。

それに比べて私は家で一人で勉強することも多かったので、やはり勉強方法の違いがスピーキングのテストの点数に現れていました。

 

ただ先日受けたTOCFL(華語文能力測験)の模擬テストでは進階級(B1)の点数に達していました。細かく言えば読解は高階級(B2)の合格点を超えていました。

HSKで言えば5~6級、中国語検定で言えば2~3級レベルです。

 

これは台湾で大学に通う場合の最低ラインで、やはり客観的にも私のレベルは中級と判断して間違いないでしょう。(確信)

中級レベルの中国語はビジネスで使えるのか?

これは正直難しいところです。わからないところを何度も聞いたり、こんなこともわからないのか?とあきれられたりしながら、日本語も中国語も使える環境なら仕事ができると今は楽観的に考えています。

 

もちろん以前の職種や経験があっての事ですが、TOCFL進階級(B1)ということで、とりあえずは中国語も日常会話できるということで、中国語日常会話レベルを条件で応募を出してる会社なら書類で落とされることはなく、面接に進むこともできています。

 

以前の経験+中国語ということなら仕事探しができる可能性もありそうです。

 

もし私が新卒の場合はおそらくかなり厳しいのではないかと考えています。やはりわざわざ外国人の新卒を取るのはそれなりの突き抜けたスキルが必要なのではないでしょうか?

 

実際に仕事で使えるのかどうかは使ってみないとわかりません!これはワーホリ生活でまた報告していきます。

 

知り合いの台湾人でなく店員とかの反応が正しい

台湾人は結構優しいので、例えば言語交換とか、友達の友達で知り合った日本人の私の中国語はだいたいの人が褒めてくれます。

耳障りの良い言葉で、中国語のヤル気をアップさせるには良いですが、これは外国人ががんばって中国語をしゃべってる事に対してかなり甘く評価してると思います。

 

日本でも外国人が日本語を喋ったら、ちょっと発音とか怪しくても「日本語上手ですね、日本どれくらいですか?○ヶ月でそんなに喋れてすごい!」と言いませんか?本当にすごいと思ってる気持ち半分、あくまで「外国人なのにしゃべれて凄い!」という気持ちが大きいと思います。

なので本心と言えば本心でしょうがあくまで頭に”外国人なのに”がついてると思っています。

 

そうじゃなくて、何も知らない店員とかが私が喋った後に「は?(あくまで聞き取れなくて聞き返している)」が私の中国語に対する正しい評価なんだと思ってます。

もし私が台湾人だったら「こいつ何言っとんじゃ、ちゃんとしゃべれやーい!」と思われる、これが正しい中国語のレベルの判断かもしれません。

 

だって母国語じゃないから!ちょっと喋れるだけでも凄い!

私の中国語のレベル、当然高く見積もりたいですよ、当然。

 

でもそこらへんの台湾の3歳くらいの子供の方が明らかに中国語うまいんですもん。発音や声調もしっかりしてて。こんな単語ばっか知ってるだけの大人なんて…と暗い気持にもなります。

 

が、私は中国語初めて1年。つまりまだ1歳児。

なのに字は書けるし、日常生活もできるし!なんてすごいんだ!!!

 

1歳児の中国語を聞き取ってくれないのはむしろ相手の問題!想像力の欠如!責任転嫁万歳!くらい思って生活してないと、中国語通じなくて、台湾人としゃべりたくなくなって、喋らないから上手くならない負のスパイラルです。日常生活でしゃべらなくなるのは最悪パターンです!

 

これはかなり図々しい考えですがこれで良いと思ってます。老師とかに言うと苦笑いですが。笑

 

老師とかはなかなか褒めてくれないので自分で自分を褒めていくスタイルです。

 

中国語うまくなるためには?

これはいろいろなブログで言われてるし、みなさん良く知ってるとは思いますが言語の上達にははたくさん喋る事がとても大切です。

 

台湾人と見た目が近い日本人ってめっちゃ得してるんですよ!だって最初から本気中国語で話しかけてもらえるから、練習するチャンスがものすごく多いです。

 

留学してから気づいたんですが、クラスメイトのアジア系以外は最初から英語で話しかけられてしまったり、言語交換でも英語の練習の為に英語ばっか喋られてしまったり(これは日本語学ぶ子との言語交換でも同じですが)、そもそも英語に自信が無い台湾人は中国語で道聞いても逃げられてしまう事もあるそう。

でも日本人はそれは無いですよね?同じような見た目なので、とりあえず話は聞いてくれるし、しゃべりかけても貰えるし、そういう面で練習の機会はとても多いと思います。

 

なのでこの機会を生かしてどんどん喋る事!

そして台湾人の友達を増やして、とにかく喋る事、聞くことを意識すると良いと思います。

 

喋る練習ができなかった私と、喋る練習をたくさんしたクラスメイトの喋る力、聞く力の差は一目瞭然でした。

 

留学前の勉強は無理にしなくても良いが、やれるならやっても良い

私は留学前の中国語の勉強はそこまで重視していませんが、留学期間を短くするという意味で最初から高いレベルのクラスに入れるのは費用の面でかなりの節約になります。

 

中級レベルの時にたくさんの新しい西洋人が留学してきました。この子たちは母国で1年大学で中国語を学んできた子たちです。

でも来て1ヶ月くらいは先生の言う事もあまりわからず大変だったと言っていました。

 

日本人は漢字があるので、最悪知りたい事は知れると思いますが、西洋人たちのスピーキングが回りと同じレベルに達したのは彼らが喋る練習に恐怖せずどんどん喋るからだと思います。

 

日本である程度勉強しておくと、既に中国語を台湾で勉強している学生と同じクラスになる可能性が大きいです。その環境で自分からどんどん怖がらずにしゃべっていける人は日本で勉強しておいても問題ないでしょう。

 

ただ中級レベルから来た日本人の中ですごく筆記はできるのに、聞き取りやスピーキングがぜんぜんついてけない子もいます。そうなると中級クラスにいるのは苦痛でしかないと思います。ここが頑張れる人は日本である程度勉強して、中級からスタートできると思います。

 

自分がそうゆう環境が苦手だ、積極的にしゃべっていく自信が無い方は初級クラスの発音からしっかり勉強しても構わないと思います。初級の授業って日本人にとっては超簡単ですが、その分発音の練習などに集中してもいいと思います。中国語はとにかく発音と声調が一番難しい!

 

発音!声調!発音!声調!

 

なのでその部分を初級からしっかりやることは決して悪い選択ではないといえるでしょう。実際初級からスタートする日本人も多いです。

 

とにかく台湾人と喋ろう!

これももう聞き飽きたような言葉ですが、やはりとにかく台湾人とたくさん喋ることが大切です!絶対。私みたいに部屋に引き込もってブログ書いてるのはもったいないですよ。笑

 

台湾まで来て、授業だけ出て、授業後はコンビニでご飯食べたり人と喋らずに生活して、youtube見たりしてたら、それせっかくの現地にいる意味ないです!日本でできるじゃん!

 

そこらへんの食堂のおばちゃんも、道行く人もだいたい中国語ネイティブです!ゴミ捨てで会うご近所さん、いつも通る市場のおじさん、病院の先生、だいたいの人が中国語めっちゃうまい!

 

とにかく様々な場面で様々な人と面倒くさがらずに会話しましょう!

 

せっかくの中国語の環境ですから使わないのはもったいないです。使い切れなかった私からの戯言だと思って心にとめておいていただけると嬉しいてす。

 

探すのは言語交換の人じゃなくて趣味の友達

中国語がまだまだの場合、日本語がわからない、日本に興味もない台湾人と喋るのは苦痛オブ苦痛。お察しします。私も当初だいぶ苦痛でした。今でもちょっと喋っただけで疲れる事結構あります。

 

中国語が上手になるなんてただの理想!言語交換をやらない方が良い理由

 

でもこの記事でも書いていますが、安易に日本語喋れる友達とか、言語交換に逃げるのはダメ。

 

疲れても、最初は何言ってるかほとんどわからなくても、それでも日本語ができない台湾人と知り合って仲良くなれるようになるのを目標にして、トライし続けましょう。

 

やっぱり人なので気の合う合わないもあるし、趣味という共通点とかあれば大きいです。共通の話題があれば話もできるようになるし、その話っていうのは自分も話したいトピックだと思います。

 

なかなか最初は台湾人と知り合う機会も少ないかもしれませんが、もし台湾人と知り合う機会があれば積極的に参加しましょう。

私の場合は一般人と知り合ってもストレスなのでAPPを使って同じマイノリティを探していました。やっぱり気の合う合わないはありますが、話は尽きないですよ!

 

そして台湾人疲れしたらちょっと休憩してひきこもったりするのもアリだと思います。頑張りすぎ、無理しすぎって良くないですから。

 

政治大学の語学学校へ通った後悔はあるのか?

一言でいえば後悔はありません!

1年間通って勉強面でなんで来ちゃったんだろうと思う事はありませんでした。日本人もまだまだ台北市の学校にしては少ないし、最初のクラスはかなりクラスメイトが問題アリでしたけど、南米とかヨーロッパとか今まであまり知り合った事が無い文化圏のクラスメイトと中国語で話をするのはおもしろい!政治大学の語学センターは全体の学生数に対して欧米圏や南米圏の学生が多いのが面白いと思います。

 

老師の面でも1年間で、”くっそ!無理だ先生変えてやろう!”と思うような先生にもあたらなかったですし、なぜか3人とか4人とか少人数クラスになる事も多かったのでその分授業中に喋る機会が多かったのが大きいです。

 

こういうのはタイミング次第なのでほんと人それぞれとしか言いようの無い要因です。

 

政治大学は師範大学や台湾大学に比べて学生数が少ないので、クラス変更する場合なかなか上手くいかない事もあったり、希望の時間で授業が受けれない事もありますが、同じ老師にならないように工夫されてたのも良かったです。

学校の場所も台北市なのに山の中にあって、平日に出歩いて遊ぼうって気力を奪う環境なのも私には良かったです。だって勉強するしかないですから。笑

 

かといって休日は都会に出るのは30分くらいなので出ようと思えば出れる静かな環境が良かったです。あとはやはり家賃も安かったり、市内に比べて物価も気持ち程度安かったりと限られた金額で節約生活する身としては大変ありがたかったです。

 

仲間もいたから30代で留学してもかなり楽しめた

留学している子はやはり20代前半、とくに大学生が多いです。私はアジア人なので欧米圏の学生から見たらだいぶ若く見えるみたいで、普通に接してくれた子ばっかりでした。謝謝~

 

若い子と遊ぶのは刺激的で新しい事を吸収していこうという気力が減りかけている30代にヤル気を出させてくれました。あと海外では日本ほど年齢って重視されていないなと感じました。それよりもクラスメイト!という方が大事というか。

 

あとこれはちょっと特殊要因ですが同じLGBTでも隠さず普通に生活している、もう同性婚がOKになった国の子の姿を見るのは心強かったです。あえて話さなくても別に問題でもないし、話しても普通に接してくれるクラスメイトには感謝しかないです。

 

生活の中にLGBTがいるのは当たり前の事”って認知されてる国の人たちは私に大変心地よい生活をくれました。もちろん台湾自体がアジア初の同性婚OKの国になる国なので学校の外でも普通でいられるのが本当に心地いいです。

 

言うか、言わないか、隠そうか隠さないか、引かれないか、陰口叩かれるんじゃないか?彼女を彼氏に変換して、好きなタイプを変換して…そういう生活のちょっとしたストレスが無いのは大きい。くだらない嘘つかなくても、みんな普通に受け入れてくれるので。

 

これは間違いなく言えることですが、LGBTの方で中国語を勉強しようと考えてるなら絶対中国に行くより台湾に来た方がいいです。台湾は全体的に日本より受け入れられている感が強い!

 

でも台湾人の彼女を作るのは簡単じゃなかった!

LGBTが受け入れられている台湾ですがやっぱり彼女を作るのは難しかったです。必死に探したわけではないですが、私の中国語問題もあったり、あとやっぱり絶対数は少ないですね。出会う機会もストレートの子に比べたらずっと少ない。

 

こういう面で台湾人彼氏ができた日本人の子見てるとうらやましい!と思いますね。笑

 

ですが実際台湾彼女ができなかったのは、わたしの性格とか人間性の問題でしょう。

 

あ、日本人の女の子ほんとモテるみたいですよ!全員とはいいませんが、私の知ってる多くの方は彼氏できてました。どうなっとるんじゃい!笑

 

恋人が出来たら絶対中国語力がアップすると思うのでそういう面では台湾人彼女欲しいな!でも性格の面でなかなかパンチが効いた子多いので中国語の為に無理して探すという事はしなかったです。台湾女子については日本人男子とだいぶ深く語れると思いますw

 

まとめ

社会人で仕事をやめて台湾に留学するというある意味日本の社会のレールからは完璧に脱線してまで中国語を学ぶ価値は本当にあったかどうかはまだわかりません。

それは今後の自分次第で、ワーホリがどうなるのか、ワーホリ以降がどうなるのか?です。でも政治大学に1年留学した事に後悔はないです。

中国語も日常会話レベルになってようやく仕事ができるスタートラインに立った状態です。

 

この1年が無駄にならないように今後もワーホリしながら中国語の勉強は継続していきます。ついでにブログもまだまだ続けます。

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