ベトナムで買った偽ノースフェイスを本物と比較

台湾からアジア旅行

ベトナムのハノイの旧市街を訪れてみると驚くほど大量のノースフェイスの鞄やジャケットやアウターのお店を見かけませんか?

 

一目で怪しいと分かるものから、素人には一見して本物かわからないものも多くあります。

 

ノースフェイスだけではなくナイキ、アディダスなどなど。 なのでハノイで特に多かったノースフェイスのバック45Lが本物と比べてどうなのかを写真付きで説明していこうと思います。

ハノイ旧市街のノースフェイスは3パターン

ハノイに限らずベトナムには多くのノースフェイスの製品が売られています。

それは現在ベトナムが世界中の衣料品や鞄製品などを作る工場になっていることが影響しているようです。 いろいろ調べてみるとベトナムの旧市街で売られている怪しげなノースフェイスには3パターンがあるようです。

 

①中国からのコピー商品

②製造方法を知っている昔の社員がベトナムでコピー品製造している

③ノースフェイスのライセンスを持っている国がベトナム工場で生産→B品や余剰生産品の横流し説

旧市街にあるノースフェイスを扱ういろいろな店を見回っていると本当にたくさんの製品を見かけます。 中にはロゴの字と字の間がつながっている物も多くありました。笑

 

これはさすがに素人でも一瞬で偽物と見分けがつきます。 しかし、店の奥の方とか、じっくり見ていると店員さんが”ホログラムあるよ”とか、明らかに質の高そうな物を見せて来てくれます。

しかしこれが、素人にはよくわからない。  

 

普段からノースフェイスその他のブランド商品の本物を使っているなら見分けがつくかもしれない。でも旧市街でノースフェイスをいっぱい見かけてなんとなく欲しくなっちゃった人には難しい…. 店員にあれこれ言われて、買ってみた物の本物とは全く違う!なんてことも。

 

店員は本物と言うけれど、おそらく本物ではないブランド商品。本物にしては安すぎて、偽物にしては高すぎるような値段なので買うのはちょっと…

 

しかも値段は店員との交渉次第。  

小さ目のリュックサックやアウターなら平均30万ドン~50万ドン(1500円~2500円)からあります。

 

店員と値段交渉してみよう

値段交渉の基本として、店員の言い値の半分より少し下位からはじめましょう。あまりにも低すぎると機嫌を損ねる場合もありますが、だったら他の店に行けば良いだけなので、問題ありません。それくらいたくさんの店が並んでいます。 値段交渉も英語に自信なければ電卓叩けばOKです。

 

 

ここで注意したいのはベトナムは周辺の国よりも厳格に”外国人価格”を設定しています。道の張り紙全部が外国人向けの値段で、ベトナム人同士は実はもっと安い値段で売り買いしてるんじゃないかと思うような徹底ぶり。

 

値引きに失敗しても気落ちしないでください。ベトナム人はなかなか強敵だと思います。もらえるなら貰っておこう、自分たちはお金が無いんだから!という気持ちがすごいです。(あくまで印象)なので自分の納得する値段にならないなら買わない方がマシだと思います。

 

食品などは値段が表示されている店も多いですが、コピー商品については完全に言い値からの値引き交渉なので、レベルが高いといえます。

[adchord]

ノースフェイスの本物とコピーを並べて比較

さて実際に私が120万ドンから75万ドン(約3,750円)に値下げして購入したノースフェイスのバックパック45Lと、本物のバックパックを並べて比較してみました。笑

 

ちなみにこの時はハイテンションで購入したので、もう少し値下げは頑張れると思います。店員さんもいろいろなので自分の気に入る店員さんのお店で気に入る商品をいろいろ探してみてください!ハノイ旧市街には本当にたくさんのコピー商品の店があります!

 

まずは全体の写真がこちら。遠目ではほとんどわかりません。言われ見ればロゴが若干太い。よく見るとロゴを太くすることでロゴとロゴの間の刺繍の繋がりを見えにくくしています

 

遠目ではわかりにくいですが、近くで見るとすぐわかります。私の予想ですが、これは本物の横流し品ではないコピー商品でしょう。

左:本物 右:ハノイノースフェイス
外カバーのロゴを比較

他にもいくつかの違いを発見しました。おそらくコピー品ごとに本物との違いは別々だと思いますが、こんな違いがありました。基本的に見えない部分の布は質の落ちるものを使っていたり、若干の手抜きをしているような印象を受けます。

 

細かい部分を見ると偽物だとはっきりわかります。たとえばこのロゴは布地とロゴの色が同じなので見にくいですが、よく見ると繋がっているのが見えます。

 

鞄正面のロゴ

 

布地の部分はここですね。物を入れる部分、鞄上部の部分です。本物の布はチェック柄のような生地なんですが、ハノイのノースフェイスはシンプルな布になっています。やはり耐久性などに違いがあるのでしょうか?

ですがこの部分は鞄を背負った状態では他人には確認できない部分ですね。

 

偽ノースフェイスの手抜き部分

他にも生地の違いとしてバックパック側面のボトルなどを入れるポケット部分の布の質に違いを感じました。

見た感じは一緒ですが、本物の方がより伸びる印象です。ただし、伸びが足りないからと言ってボトルが入らないということはなく500mlのペットボトルや折り畳み傘、サンダルなどここに収納が想定されるような物は問題なく入りました。

 

ノースフェイスのサイドポケット部分

 

バックパックの下面の構造もそっくりでした。ただ単に外見が似ているだけでなく、しっかりこのバックパックパックの使いやすい部分を真似しているようです。しかしバックの正面から出し入れできるポケットのチャックの部分の紐は省略されていました。手を抜くところは抜いているようです。

 

バックパックの底と正面の出し入れ口

またこのバックパックのバンドの部分にはたくさんのバックルがあります。その中でも笛になるものが最近多いです。その笛になるバックルになる部分を比較してみるとパッと見た感じでは一緒でしたが、やはり少し違いました。

 

一応吹いてみると音は鳴るので機能としては問題なさそうです。昔の型のものを利用してるんでしょうか?

 

ノースフェイスのバックル部分

まとめ

ハノイに蔓延するノースフェイスのコピー商品と本物の同じ型のバックパックで比較してみました。いかがですか?

この商品をこの価格で売っても利益が出てるという事は、ブランド商品って結構高いし名前料が凄いんだな!という事が良くわかりますね。もしくは素人にはわからない、縫い目や生地、細かい部分でこだわりがあり、やはりそれが価値に繋がっているのかな?とも感じました。素人にはわからない世界です…ただ本物のノースフェイスのバックパックは本当に使いやすいです。

 

 

ちなみに自分は本物があるので今回購入した商品は撮影後ベトナムの友人への贈り物にしています。

 

*2019年9月追記

プレゼントした友人から、使いやすいし旅行で利用しているという報告がありました。破れたりちぎれたりする事無く順調に利用できているようです。

 

ですが購入される方は要注意です。

 

偽ブランド品は日本への持ち込みが禁止されています。税関では以下のように注意と取締りをしています。私はベトナム人へのジョークのプレゼントとしての購入です。購入は自己責任でお願いします。

ニセブランドなどのニセモノ(知的財産侵害物品)は、 麻薬やけん銃などと同じように、法律により輸出入が禁止されています。 特設ページはこちら 財務省関税局

コメント

タイトルとURLをコピーしました