今回は2019年以降も比較的口座が作りやすい台湾の中郵便局(中華郵政)での口座の開設方法です!
個人的に銀行より開設が楽だと感じたので、台湾で預金口座を作りたい方にはお薦めです。
長期で滞在している人は銀行口座があると、台湾ドルのままお金を預け入れできるのはもちろん、日本円を一度に台湾ドルに両替えできる金額の上限(通常は台湾ドルで3万元相当)がなくなったり、居留ビザを取得する時などに必要な残高証明書を発行できるようになります。
しかし2017年頃からマネーロンダリングの防止のために、外国人が銀行口座を作ることが厳しくなりました。
とはいえ、停留証しか持っていないでも2019年5月現在、台湾の郵便局で口座を問題なく開設することができました。
*旅行者の方と、留学やワーホリの方では少し条件が違って来ると思いますので旅行者(住所や電話番号、ビザがない)の方はご注意ください
台湾の郵便局で口座を作成した時の状態
私の場合、”停留証”がもらえる大学付属のセンターに通っております。
家は学校の寮ではなく自分で借りて住んでおり、自分の住所があります。
台湾の現地の電話番号もあります。
私の状態と同じような留学生やワーホリの方は参考になると思います!旅行者の方や90日以内で滞在してる留学生の方ははちょっとわかりません…2017年から口座開設が厳しくなっているそうなので、1度トライしてみてください。
(*2019年5月追記)
停留ビザ所有の18歳、大学の語学学校に入学予定の場合、入学許可書と統一證號基資表(台湾のマイナンバー)、印鑑、パスポート、日本のマイナンバーがあれば口座の開設が可能でした。
他の銀行では未成年という事で断られたり、両親をがその場にいないと作れないと断られたので、実際は郵便局が一番作りやすいようです。
台湾の郵便局で口座開設を選択した理由
私は先に玉山銀行の口座を開設しましたが、家賃の振込先が郵便口座だったので、郵便局の方が手数料が安くなるのでは?と考え郵便局でも口座を開設しました。
家の近所ではないですが政治大学の正門の正面に郵便局があるのでかなり便利です。当然政治大学に限らず市内のどこでも郵便局はあります。
(政治大学の正面の郵便局はなかなか混まないのでお薦めです!笑)
台湾の郵便局の口座開設に必要だった物
・パスポート
・中華民國統一證號(台湾のマイナンバー)
・台湾での住所
・台湾での電話番号
・預金用の現金(100NTD)
・口座開設の理由
・印鑑(フルネーム)
私が郵便局での口座開設で必要だったものは以上のものでした。
印鑑は学校近くの印鑑屋さんで20分くらいで作成してもらえました。値段は70元。印鑑は文字数と材質によって値段が変わるようで、私の70元のものは、4文字で材質は木です。
(ちなみに3文字だと60元、5文字はできるのか不明です..)
日本ではフルネームの印鑑がなかったので、ちょっと嬉しくなりました。どうせ印鑑作るんだったら玉山銀行の口座を作る前に作っておけばよかったなぁ。
(サインでもOKのようですが、印鑑があった方がベターです!)
中華民國統一證號とは?
中華民國統一證號は台湾のいあゆるマイナンバーのようなもので、居留証を持っていない人は口座開設時に必ず必要なものです。台湾に住所が無い外国人旅行者でもパスポートさえあれば無料で取得可能です。
この番号は誰でも取得できるので、以前は銀行口座が簡単に作れていたようですが、年々銀行口座開設は難しくなっているようなので、ご注意ください。
中華民國統一證號取得については以下の記事にまとめています。
ちなみにこの中華民國統一證號は銀行には提出しますが、コピーを取ってもらって返してもらってくださいね!再発行とかができないとても大切な書類です!
台湾の郵便局での口座開設の流れ
まず郵便局に入り、発券機で待機番号の紙を貰います。
政治大学の正門の向かいの郵便局は小さいので係り員などはいません。入口から入って向かって左側の発券機から待機番号を取得します。(大きな郵便局だと係りの方がいるので「ウォーヤオ カイフー(我要開戸)」と言い番号を貰います)
自分の番号が電光掲示板などで表示されたら、そのカウンターに向かい、再び「カイフー」と言い、準備したパスポートや中華民國統一證號を提出しましょう。
ここで必要書類の確認と、「どれだけ台湾に滞在しますか?」という質問がありました。
私は1年滞在予定なので「1年」と答えたのですが、もしかして短いと口座が出来ないかもしれないので、あくまで”予定”なので、多めに言っても良いと思います。
そこから口座開設の担当の席があくまで5分くらい待機し、口座の開設がスタート。
玉山銀行との違いは、自分で記入する書類がとても少ない事です。書類一式を渡してしまえば、あとはサインの時と、メールアドレスと電話番号の記入しかすることが無く、お姉さんがサクサクと書類の作成を進めて行ってくれます。
途中で「VISAカードは?」と聞かれるので、必要な場合は必要だと言いましょう。
ちなみにVISAカード付きのキャッシュカードは当日ではなく4営業日後に取りに来て!と言われました。
さらに銀行との違いとしては、最初の預け入れ金額は100NTDでOKです。
台湾の郵便局で口座を作った感想
個人的には銀行よりは簡単に作成できると感じました。ただし、職員への英語の通じる度合いは銀行の方が高いような気がします。しかしこれは職員によって変わるので、正直運だと思います。
必要な書類をそろえて行けば作成できるので、英語の通じる通じないはあまり大きな問題ではなく、中文がある程度できるなら郵便局の口座作成の方が明らかに簡単だったように感じます。あくまで個人的感想ですが…
ただ郵便局での口座開設の問題点としては、当日にキャッシュカードを受け取る事ができない点です。後日改めて行かないといけないので、少し手間がかかります。
また2019年以降銀行での口座開設のハードルがかなり高くなりました。このような状態の中、郵便局の口座開設のお手軽さはかなり魅力です。
まとめ
台湾の郵便局で口座を開設するのはとても簡単で、銀行よりも書類の記入が少ないです。中華民國統一證號、停留証、居留証、ワーホリビザがあり、住所と電話番号があれば問題なく作成できます。家や学校、職場から郵便局が一番近いという場合は郵便局も銀行口座作成の候補に入れてもOKです。
ちなみに銀行口座も開設してます
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